当院について
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病院長あいさつ

那覇市立病院 理事長兼病院長 外間 浩

皆さん、こんにちは。理事長兼病院長の外間と申します。

当院は昭和55年5月に開院し、平成20年4月に独立行政法人へ移行した後も、急性期病院として医療機能の充実に努めてまいりました。現在、地域医療支援病院をはじめ、救急指定病院、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センターなどの指定を受けています。また、建物の老朽化に伴い、新病院の建設を進めており、令和7年10月の開院を目指しております。

沖縄県は令和5年時点で出生率が全国一位を記録していますが、人口はこれまでの増加傾向から微減に転じており、この傾向はしばらく続く見通しです。一方で、高齢者人口は全国と同様に増加しており、令和27年頃まで高齢者医療の需要が増大すると予測されています。このような状況に対応するため、当院では呼吸器、循環器、消化器、整形外科、脳神経外科といった医療需要が高まる分野での体制強化を進めてまいりました。特に脳神経外科では現在10名の医師が在籍し、脳卒中を中心に脳腫瘍やその他の疾患の診療に取り組んでいます。

また、令和6年6月には手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入しました。「ダヴィンチ」は、従来の腹腔鏡手術と同様に小さな切開部を作り、医師が操作することで内視鏡や手術器具を用いて手術を行う先進的なシステムです。術者は3Dハイビジョンで映し出された体内の画像を見ながら精密な手術を行うことができ、患者さんへの負担が少ない点が特徴です。当院では現在、前立腺がんや大腸がんの手術に使用していますが、今後は膵臓がんなどその他の疾患にも適用を拡大する予定です。

今後も市民や地域の皆さまの健康を守り、医療ニーズに応える医療を提供できるよう、尽力してまいります。また、那覇市医師会や地域のクリニック、診療所の先生方、在宅療養支援診療所の先生方との連携をさらに深め、地域医療に貢献するとともに、公的医療機関としての使命を果たしてまいります。

地方独立行政法人那覇市立病院 理事長兼病院長 外間 浩

那覇市立病院 理念