NICU

那覇市立病院NICU（新生児集中治療室）は1999年10月に開設された地域周産期医療センターです。当初は病床数9床(加算NICU3床)でスタートしましたが、現在ではNICU（neonatal intensive care unit）6床、GCU（growing care unit）6床の計12床となっています。主に在胎週数24週以降の低出生体重児〜早産児に対応しており、呼吸窮迫症候群(RDS)、胎便吸引症候群などの呼吸循環管理、感染症や重症黄疸、外科的疾患（小児外科、脳外科疾患等）などの治療を行っています。さらに一酸化窒素吸入療法、低体温療法、血液濾過透析等の高度医療にも対応可能です。
ハイリスク妊娠や分娩、早産や先天異常などのハイリスク新生児に対して、産科・小児科だけでなく他科を含めた院内各部門の専門性を活かし治療やケアに当たっています。また周産期専門医制度の指定研修施設に認定されており、新生児医療の専門研修にも対応しています。
沖縄県那覇・南部地区の周産期医療センターである南部医療センター・こども医療センター、琉球大学病院、沖縄赤十字病院を始め、地域の病院やクリニックとも連携を取りあい母体と胎児、新生児について、産科・小児科双方から一貫した総合的な体制で24時間、365日対応しております。