診療科・各部門紹介
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放射線治療関連設備のご紹介

放射線治療装置 Halcyon(varian)

放射線治療装置 Halcyon(varian)

2022年4月より稼働中!
当院に導入されました新放射線治療装置は、米国バリアン社のHalcyon(ハルシオン)という装置です。この装置は、沖縄県では初めて導入されました。
正常臓器への副作用を少なくし、病巣へ放射線を集中することが可能な高精度放射線治療の強度変調(回転)放射線治療(IMRT/VMAT)を短時間でリラックスして受けることができます。
また、ピンポイントに病巣を狙う定位放射線治療も行うことができます。機械の衝突の恐怖感や装置の圧迫感、長時間の治療でストレスを感じる方にも安心して受けていただける放射線治療装置になります。

光学体表面位置合わせ・監視システム Align RT(Vision RT)

光学体表面位置合わせ・監視システム Align RT(Vision RT)

赤丸がAlign RTのカメラになります。

Halcyon(ハルシオン)と同時にVisionRT社のAlign RT(アラインRT)という皮膚の表面で位置合わせや監視を行うシステムも沖縄県で初めて導入しました。
このシステムを導入することで、体のねじれなどの位置合わせを効率よく行えるため、短時間で高精度に治療を行うことができます。この装置による被ばくはありませんし、体表面に印を付けずに治療を受けることができます(一部例外あり)。

放射線治療装置 Clinac 21EX (varian)

放射線治療装置 Clinac 21EX (varian)

2007年より当院に導入されています放射線治療装置になります。この装置は、X線で2種類、電子線で5種類のエネルギーの選択ができます。その汎用性から、固定多門照射から強度変調放射線治療(IMRT)や定位放射線治療(ピンポイント照射)などの様々な治療に用いられてきました。今後、高精度な治療はHalcyon(ハルシオン)がメインになりますが、乳房照射や緩和照射などの治療を中心に引き続き使用していきます。
また、電子線を選択できるので、体表面の深さに応じて最適な線量分布が得られることから、術後乳房の腫瘍床に対するブースト(追加)照射や皮膚表面にあるケロイドなどの治療にも用いられています。

放射線治療計画CT装置(兼用) Aquilion PRIME (Canon)

放射線治療計画CT装置(兼用) Aquilion PRIME (Canon)

2021年10月からキャノンメディカルシステムズの新CT装置を導入しました。0.5mm × 80列(160スライス)の検出器により、高分解能で高速に撮影できるAquilion PRIME(アクイリオン プライム)になります。この新CT装置を使うことで、息止めや手上げの時間が減り、患者さんの負担が減ります。さらに、このCT画像をもとに病巣部の位置を立体的にとらえ、どのように病巣部に放射線を集中させ、正常臓器の線量を減らしながら照射する計画を立てることができます。
また、この新CT装置では、呼吸による肺や腫瘍の動きを加えた「4次元CT」を撮影することができます。この動きの情報は、腫瘍の動きを考慮した治療計画を立てることに役立ちます。

治療について

当院で行われている主な放射線治療